清く美しく生きるための探究。
九十日と、七つの指標。
HIKYAKU の東海道九十日行は、ビフォー・アフターの写真ではなく、血液で証明するプログラム。なぜ90日なのか、なぜ7つのマーカーなのか、なぜ4つ通れば合格なのか——その設計の裏にある生化学を、解剖する。
五百十四キロ、日本橋から京都へ。
東海道五十四次の宿場、514キロメートル。江戸時代の旅人たちが歩いた道のりを、現代人の代謝の旅へと翻訳する。距離というメタファーが習慣形成に効く理由、ドーパミン報酬系と目標勾配効果。
葉酸という、二つの顔。
ドラッグストアで葉酸サプリを選ぶ瞬間、「Folic Acid」と「5-MTHF」という二つの表記がある。日本人の約半数が持つ MTHFR 遺伝子多型と、葉酸サイクル、メチル化、神経伝達物質——「効くかどうか」ではなく「運ばれるかどうか」の話。
四つの道、四つの体。
ちょいケト、ケトン体、町飛脚、早飛脚——HIKYAKU の四つのモードは、断食時間が違うだけではない。12時間から23時間まで、それぞれの段階で体内に起きていることを、ホルモンの階段として読み解く。
mTORの天秤——成長と修復、そのあいだに。
「タンパク質をしっかり摂る」と「断食すると長生きする」は、矛盾しているように見える。その間に立つのが mTOR。細胞のスイッチが活性と抑制を行き来する仕組みと、年間バランスで読み解く長寿への道。
四十、迷いの谷で。
「四十にして惑わず」と孔子は遺した。しかし現代の幸福度データは、四十代こそが最も迷う時期だと示している。不惑の本当の意味、幸福度のU字曲線、そして細胞レベルで起きていること。
足すまえに、知る——基準値の余白と、現在地の科学
「異常なし」の血液検査の余白には、まだ問いがある。基準値と精密栄養学的理想値の差、糖質代謝の深層、米国の新しい食事ガイドラインの転換、そして 66 日という距離。
バランスを取るということ——バルセロナの鍼灸師に見抜かれた話
デジタルに傾いた仕事と生活の中で、体は何を求めているか。バルセロナで出会った鍼灸師に「脳熱が高すぎる」と見抜かれた体験から、慢性ストレスと精密栄養学の接点について考える。
HbA1c 5.4% は「正常」か——精密栄養学の理想値が 5.3% 以下である理由
一般臨床では HbA1c 5.7% 未満が「正常」とされる。しかし精密栄養学の視点では、理想値は 5.0〜5.3%。その差はどこから来るのか。
良い音が体に届く経路——スピーカー、迷走神経、副交感神経
良いスピーカーから出る音は、鼓膜を振動させるだけではない。迷走神経を経由して副交感神経を活性化し、心拍変動(HRV)を変え、コルチゾールの分泌を調整する。音を「聴く」とは、神経系への入力を選ぶことだ。
病気は、いつ始まるのか
祖母は大腸がんで亡くなった。ステージ4の診断を受けた時、病気はそこから始まったのか——それとも、ずっと前から始まっていたのか。予防という選択と、このアプリを作った理由について。
午後のコーヒーと、あなたのアデノシン受容体の話
コーヒーを飲む時刻を、あなたは何で決めていますか。時計の数字ではなく、体内のアデノシン蓄積と概日コルチゾールリズムから逆算すると、最適な一杯の時刻が見えてきます。
届く人に、届ける——このブログをはじめるにあたって
SNSの時代に、ブログをはじめる。ドーパミンではなくセロトニンの時間で書くという選択について。